温泉と言えば箱根温泉日帰り温泉にホテルや旅館穴場な観光地もいっぱい>箱根観光箱根関所にまつわる話：象やシーボルトも通った！

もう一つ興味深い話を紹介します。

１７２８年、中国の商人が将軍へ献上する象が船で長崎に着き、付添いの役人と江戸へ
向かいました。途中、京の都で中御門天皇に拝謁し旅を続けていた所、三島から箱根峠を
越え箱根宿の来たところで疲れにより動けなくなってしまったそうで、大事な象が病気と
あって役人は大いにあわてて「象の体調が悪い」という知らせを江戸に送り、饅頭や
みかんを与えて看病したそうで、象は元気になり関所の門をくぐり、江戸に向かって
歩き出したそうです。

その後無事に将軍に謁見し、江戸の町民にも公開され人気者になったということです。

シーボルトは、１８２６年に長崎から江戸に向かい、箱根関所を通っていることが
「江戸三府紀行」という本にまとめられています。

参考資料「東洋文庫８７江戸参府紀行」シーボルト著の中で
（４月７日）箱根村の直ぐ近くに、有名な関所がある。将軍の居住地に対する軍事上の
重要地点として設けられていて、使節の一行も皆番所を通らなければならなかった。

我々も同様に取り扱われたと示している。

象にしてもシーボルトにしても長崎から江戸への旅は、大変だっただろうと推測できます。